まず結論
custom field は、WordPress の投稿に追加情報を持たせる仕組みです。価格、開催日、会場、おすすめフラグなどを保存でき、表示する時は get_post_meta()、絞り込みに使う時は meta_query が関係します。
WordPress の投稿には、タイトル、本文、抜粋、アイキャッチなどの標準情報があります。しかし、イベントの開催日、商品の価格、店舗の住所、記事のおすすめフラグのように、標準項目だけでは足りない情報もあります。
そのような追加情報を投稿に紐づけて保存する仕組みが custom field です。投稿そのものの種類を分ける custom post type や、投稿を分類する taxonomy とは役割が違います。
custom field は何を指す言葉か
custom field は、投稿に追加のキーと値を保存する仕組みです。WordPress では投稿メタ、post meta と呼ばれることもあります。
たとえば、イベント投稿に event_date というキーで開催日を保存したり、商品投稿に price というキーで価格を保存したりできます。このキーが meta_key、保存された値が meta_value として扱われます。
ここで大事なのは、custom field は「分類」ではなく「値」を保存する仕組みだということです。地域やジャンルのように分類一覧として使いたいものは taxonomy が向くことがあります。
一方、価格や開催日、在庫数、真偽フラグのように、値として表示したり比較したりしたいものは custom field が候補になります。
| 言葉 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| custom field | 投稿に追加情報を持たせる仕組み | 価格、開催日、会場など |
| meta key | 追加情報の名前 | price、event_date、featured |
| meta value | 追加情報の値 | 3000、2026-01-01、1 |
| meta_query | custom field を条件に投稿を絞り込む指定 | 価格が3000以上、featured が1など |
custom post type や taxonomy との違い
custom field、custom post type、taxonomy は、それぞれ役割が違います。custom post type はコンテンツの種類、taxonomy は分類、custom field は追加情報です。
この3つを分けて考えると、サイト設計が整理しやすくなります。たとえばイベントサイトでは、イベントを custom post type にし、ジャンルを taxonomy にし、開催日を custom field にする、という整理ができます。
判断の目安は、その情報が「種類」なのか「分類」なのか「値」なのかです。種類なら custom post type、分類なら taxonomy、値なら custom field が候補になります。
すべてを custom field に入れると、分類ページや管理画面での扱いが難しくなることがあります。逆に、価格や日付を taxonomy にすると、数値比較や日付比較がしにくくなることがあります。
Builder での扱い
WP Query Builder では、custom field はカスタムフィールド条件として扱う想定です。ユーザーがメタキー、比較値、比較方法、型を指定すると、内部では meta_query に変換します。
初心者向けには、meta_query を直接見せる前に、「どの項目を」「どの値と」「どう比較するか」という入力に分けると分かりやすくなります。
また、custom field はサイトごとにメタキー名が違います。Builder では、実際に使っているメタキーを選べるようにするか、手入力させる場合は正確なキー名を確認できる説明が必要です。
使いどころ・避けどころと実践確認
投稿ごとに持つ独自の値を取得条件や並び順へ使いたい時、保存場所を説明するために使う概念です。
カテゴリーのように複数投稿で共有・一覧化する分類を作る場合は、先にタクソノミーを検討します。
画面のラベルとデータベース上のメタキーは同じとは限らず、保存形式もプラグイン設定で変わるため、実データを確認します。
入力画面で見える値ではなく、WordPressへ実際に保存されたキーと値を見ることが、条件ずれを防ぐ近道です。
対象投稿のメタキーと生値を取得し、未設定・空文字・期待値の3状態でクエリ結果がどう変わるかを残します。
WordPressの仕様で確認するポイント
公式資料では、get_post_meta() のリファレンスで投稿メタの取得方法を確認できます。WP_Query のリファレンスでは、custom field を条件にする meta_query の書き方を確認できます。
さらに、WP_Meta_Query のリファレンスでは、key、value、compare、type、relation など、メタ条件の詳細を確認できます。
公式リンク
公式ドキュメント
custom field は、投稿に追加情報を持たせる仕組みです。価格、開催日、会場、フラグなど、投稿ごとに異なる値を保存したい時に使います。
迷った時は、その情報が種類なのか、分類なのか、値なのかを分けます。種類なら custom post type、分類なら taxonomy、値なら custom field が候補になります。
custom field の最終チェック
- custom field は投稿に追加情報を持たせる仕組みだと理解している
- custom post type、taxonomy、custom field の役割を分けた
- 表示する時は
get_post_meta()を確認した - 絞り込む時は
meta_queryを確認した - メタキー名と保存値を確認した
- 数値比較では
type => 'NUMERIC'を確認した
公式リファレンス
仕様や原文の説明も確認したいときは、公式ドキュメントと整理ページをあわせて見ると理解しやすくなります。
この記事の検証情報
検証環境
- WordPress
- 7.1
- PHP
- 8.3.33
- テーマ
- wpq-media + DDEV
- 対象
- カスタム投稿 / taxonomy / meta_query
更新履歴
- 2026年8月29日 本文と補助情報を更新
- 2026年8月15日 初回公開
この用語を活用する
あとで見返す・共有する
お気に入りに保存できます。役に立ったポイントは、いいねや共有で教えてください。
他の用語も続けて確認できます
似た用語や周辺知識をまとめて見たいときは、用語集トップから探すと迷いにくくなります。