まず結論
field は、WP_Query の tax_query の中で、terms に入れた値を何として扱うかを指定する項目です。スラッグで指定するなら field => ‘slug’、タームIDで指定するなら field => ‘term_id’ のように書きます。
field は、カテゴリー、タグ、カスタムタクソノミーなどの分類条件を作る時に出てくる項目です。taxonomy が「どの分類を見るか」を決め、terms が「どの分類項目を見るか」を決めるのに対して、field は「その terms の値をどう読むか」を決めます。
初心者がつまずきやすいのは、field と terms の対応です。field に slug を指定したなら、terms にはタームスラッグを入れます。field に term_id を指定したなら、terms にはタームIDを入れます。
field は何を指定する項目か
field は、tax_query の中で、terms の値をどの種類の値として扱うかを指定します。分類条件では、同じタームをスラッグ、ID、名前など複数の形で表せるため、どの形で指定しているのかを明確にします。
たとえば、カテゴリー「ニュース」のスラッグが news で、タームIDが 12 だとします。terms に news を入れるなら field は slug、terms に 12 を入れるなら field は term_id にします。
ここで大事なのは、field はタクソノミー名そのものを指定する項目ではないことです。タクソノミー名は taxonomy に入れます。field は、そのタクソノミーの中にあるタームをどう指定しているかを表します。
そのため、field だけを見ても条件全体は分かりません。taxonomy、field、terms をセットで読む必要があります。
| field の値 | terms に入れるもの | 例 |
|---|---|---|
slug | タームスラッグ | news、wordpress、event |
term_id | タームID | 12、34、56 |
name | ターム名 | ニュース、WordPress、イベント |
term_taxonomy_id | term taxonomy ID | 特殊な識別子を使う場合 |
taxonomy、field、terms の違い
tax_query では、taxonomy、field、terms がよく一緒に出てきます。それぞれ役割が違うため、分けて理解すると読みやすくなります。
taxonomy は分類の種類です。field はタームの指定方法です。terms は実際に指定するタームです。
たとえば「ジャンルがイベントの投稿」を取得する場合、taxonomy は genre、field は slug、terms は event です。genre は分類名で、event は分類の中の項目です。
この3つを混同すると、tax_query は急に難しく見えます。まずは「分類名」「指定方法」「具体的な値」と分けて読むことが大切です。
Builder での扱い
WP Query Builder では、field はタームの指定方法を選ぶ項目として扱う想定です。初心者向けには、slug や term_id だけを見せるより、「スラッグで指定」「IDで指定」のように表示すると分かりやすくなります。
たとえば Builder では、「分類の種類: カテゴリー」「指定方法: スラッグ」「ターム: news」のように分けて入力させ、内部で taxonomy、field、terms に変換します。
入力欄のラベルも重要です。field が slug の時は「タームスラッグ」、term_id の時は「タームID」と表示すると、間違った値を入れにくくなります。
使いどころ・避けどころと実践確認
tax_query の terms をタームID、スラッグ、名前、term_taxonomy_id のどれとして解釈するか指定する時に使います。
投稿メタのキーや返却フィールドを指定する項目としては使わず、同名の概念と分けます。
field と terms の実値が食い違うと0件になるため、スラッグ文字列と数値IDを取り違えないようにします。
field は terms の読み方を決める組なので、値だけを見ず「IDとして読むのかスラッグとして読むのか」をセットで確認します。
対象タームのID・スラッグ・名前を取得し、同じ投稿集合をそれぞれの field 指定で再現できるか比較します。
WordPressの仕様で確認するポイント
公式資料では、WP_Query の Taxonomy Parameters と WP_Tax_Query のリファレンスで、field、terms、taxonomy などの構造を確認できます。
field に指定できる値や、terms の書き方で迷った時は、WP_Tax_Query の公式リファレンスも合わせて確認します。tax_query は配列構造が複雑になりやすいため、公式の構造を見ながら整理することが大切です。
公式リンク
公式ドキュメント
field は、tax_query の中で terms の値をスラッグ、ID、名前などのどれとして扱うかを指定する項目です。field と terms の対応がずれると、投稿が取得できない原因になります。
迷った時は、taxonomy、field、terms を分けて確認します。まず1つの分類と1つのタームだけで最小構成を作り、取得できることを確認してから条件を広げると安全です。
field の最終チェック
fieldはtermsの値の読み方を指定する項目だと理解しているtaxonomyには分類名、termsには具体的なタームを入れているfield => 'slug'ならtermsにスラッグを入れているfield => 'term_id'ならtermsにIDを入れている- まずは1 taxonomy・1 term の最小構成で取得できるか確認した
公式リファレンス
仕様や原文の説明も確認したいときは、公式ドキュメントと整理ページをあわせて見ると理解しやすくなります。
この記事の検証情報
検証環境
- WordPress
- 7.1
- PHP
- 8.3.33
- テーマ
- wpq-media + DDEV
- 対象
- カスタム投稿 / taxonomy / meta_query
更新履歴
- 2026年8月29日 本文と補助情報を更新
- 2026年8月15日 初回公開
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