まず結論
paged は、WP_Query に現在のページ番号を渡すための引数です。ページネーション付きの一覧で、1ページ目、2ページ目、3ページ目のどの投稿を取得するかを切り替えるために使います。
paged を理解すると、「2ページ目へ移動しても同じ投稿が表示される」「ページ送りは出ているのに中身が変わらない」といった問題を切り分けやすくなります。posts_per_page が1ページあたりの件数を決めるのに対して、paged は現在のページ番号を決める役割です。
ページネーション付きの一覧では、この2つをセットで考えます。たとえば posts_per_page が5で、paged が2なら、2ページ目にあたる投稿を5件取得する、という考え方になります。
paged は何を指定する引数か
paged は、WP_Query で現在のページ番号を指定する引数です。1ページ目なら1、2ページ目なら2、3ページ目なら3というように、今どのページの投稿を取得するかを渡します。
ただし、1ページ目では paged の値が空になることがあります。そのため、実装では get_query_var( ‘paged’ ) が取れない場合に、1ページ目として扱う書き方をよく使います。
ここで大事なのは、paged だけではページネーション全体は完成しないことです。paged はクエリに現在ページを伝える引数であり、ページ番号リンクを画面に出すには paginate_links() など別の処理も必要になります。
反対に、ページ番号リンクだけを作っても、WP_Query 側に paged を渡していなければ、2ページ目以降で同じ投稿が表示されることがあります。ページ送りは「リンク」と「クエリ」の両方を確認します。
| 指定するもの | 役割 | よくある使い方 |
|---|---|---|
posts_per_page | 1ページあたりの取得件数を決める | 10件ずつ表示する、3件だけ表示する |
paged | 現在のページ番号を渡す | 2ページ目以降で別の投稿を取得する |
max_num_pages | 最大ページ数を確認する | ページネーションの表示数を決める時に使う |
paginate_links() | ページ番号リンクを作る | 一覧下部のページ送りを作る時に使う |
paged と page の違い
paged と混同しやすいのが page です。通常の投稿一覧やアーカイブでは paged を使うことが多いですが、固定フロントページや固定ページ内の分割表示では、page を確認するケースがあります。
この違いでつまずくと、2ページ目に進んでも同じ投稿が出たり、ページ番号が正しく取得できなかったりします。まずは、そのテンプレートがアーカイブなのか、固定ページなのか、固定フロントページなのかを確認します。
paged と page のどちらを見るかで迷う時は、いったん取得した値を確認します。テンプレートの種類によって現在ページ番号の取り方が変わるため、コードだけで決め打ちせず、実際にどの画面で使っているかを見ます。
初心者向けには、まず通常の一覧で paged を使う形を覚えるのがおすすめです。そのうえで、固定フロントページなどでうまく動かない場合に page も確認します。
Builder での扱い
WP Query Builder では、paged はページネーションを有効にする時に扱う引数として考えるのが自然です。単純な3件表示のカード一覧では不要なこともありますが、一覧を複数ページに分ける場合は重要になります。
Builder 側では、まず posts_per_page で1ページあたりの件数を決め、その後で「ページネーションを使うか」を選ばせると分かりやすくなります。ページネーションを使う場合に、現在ページ番号を paged に渡すコードを生成する流れです。
Builder で paged を表示する時は、「現在ページ番号」と説明すると初心者に伝わりやすくなります。posts_per_page は件数、paged は今のページ、と分けて見せると混乱しにくくなります。
使いどころ・避けどころと実践確認
複数ページに分かれた一覧で、現在のページ番号をWP_Queryへ渡す時に使います。
固定ページ本文のページ分割で使う page と混同したり、1ページだけの一覧へ固定値を入れたりしません。
URLから値を取らず常に1を渡すと次ページでも先頭結果が続くため、テンプレート種別ごとのクエリ変数を確認します。
2ページ目でも1ページ目と同じ投稿が出る時は、まずURLのページ番号が $args へ届いているかを見ます。
1〜3ページのURL、取得した paged 値、表示された投稿ID、max_num_pages を記録し、ページ間の重複と欠落を確認します。
WordPressの仕様で確認するポイント
公式資料では、WP_Query の paged は Pagination Parameters の中で確認できます。posts_per_page、offset など、ページ送りに関係する引数と一緒に見ると理解しやすくなります。
現在ページ番号を取得する部分は、get_query_var() の公式リファレンスも確認します。ページ番号リンクを生成する場合は、paginate_links() の公式リファレンスもあわせて見ると、クエリ側とリンク側の役割を分けて理解できます。
公式リンク
公式ドキュメント
paged は、ページネーション付き一覧で現在ページ番号を WP_Query に渡すための引数です。2ページ目以降が同じ内容になる場合は、まず paged の値が正しく取得できているかを確認します。
ただし、ページ送りの問題は paged だけで決まるわけではありません。posts_per_page、max_num_pages、paginate_links()、固定ページでの page、offset の影響も一緒に確認します。
paged の最終チェック
- ページネーション付き一覧で
pagedを WP_Query に渡している - 1ページ目で値が空の場合に
1として扱っている posts_per_pageとpagedの役割を分けて理解している- 固定ページや固定フロントページでは
pageが関係するケースも確認した - ページ番号リンクとクエリ側の現在ページ番号を両方確認した
offsetを使っている場合は一度外して確認した
公式リファレンス
仕様や原文の説明も確認したいときは、公式ドキュメントと整理ページをあわせて見ると理解しやすくなります。
この記事の検証情報
検証環境
- WordPress
- 7.1
- PHP
- 8.3.33
- テーマ
- wpq-media + DDEV
- 対象
- カスタム投稿 / taxonomy / meta_query
更新履歴
- 2026年5月26日 glossary 用の初回ドラフトを作成
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